最近、色々なところでオーツミルクを見かけるようになりました。
つい先日行ったコストコでも数個残っている程度で、オーツミルクの売れ行きの良さを物語っていました。
個人的には、アレルギーは花粉程度なので、ミルクに関しては無頓着でしたが、（ものによっては）グルテンフリー、ナッツフリー、乳不使用などアレルギー系に優しいミルクということで、興味があり、購入してみました。
今回はそんなコストコで売っていた、オーツミルク２種類（カークランドとアルプロ）をご紹介します。
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オーツミルクって？ What is oat milk?
オーツミルクは、オーツ麦という穀物（日本語では燕麦（えんばく）と呼ばれています。）から作られた植物性ミルクのことを指します。
乳製品のアレルギーやナッツアレルギーなどの方でも無理なく飲めることや、アレルギーのない人でも、サステナブルな観点から、オーツミルクを選択するという人も増えてきています。
実際、アーモンドミルクや豆乳などと比べ、独特な風味が少なく、比較的飲みやすいミルクです。
また、コストコ以外でも、デーツや砂糖などと合わせた甘味のあるものや、ビタミンを強化したもの、砂糖不使用で自然の甘味そのものを出したものなど、メーカーもさまざま、種類も色々ありますので、好みに合わせて購入することができます。
また常温保存ができる商品もあることから、保存食品としても便利だと思いました。
オーツミルクのメリットとは？What are the benefits of oat milk?
栄養価 Nutritional value
今回のコストコのオーツミルク２種類を比べてみました。
① カークランドのオーツミルク(１カップ240ml)中
- total fat（総脂質） 5g
- saturated fat（飽和脂肪） 0.5g
- trans fat（トランス脂肪 ）0g
- cholesterol（コレステロール） 0mg
- sodium（ナトリウム） 95mg
- total carbohydrate（総炭水化物 ）16g
- dietary fiber（食物繊維） 2g
- total sugars（糖 ）7g
- includes 7g added sugars （7gの砂糖を加えたものが含まれています）
- protein（タンパク質） 3g
- ビタミンD 4.0mcg
- カルシウム 390mg
- 鉄 0.35mg
- カリウム 50mg
- ビタミンA 90mcg
- リボフラビン （B2）0.30mg
- ビタミンB12 0.6mcg
② alpro（アルプロ）のオーツミルク（コストコで販売中のものと容量が違いますが、同メーカーで同種類のものです）（100ｍｌ）中
- タンパク質 0.2ｇ（0.48ｇ。（）内は240ｍｌ換算の数値）
- 脂質 1.5ｇ（3.6ｇ）
- コレステロール 0ｍｇ（0ｍｇ）
- 炭水化物 6.8ｇ（16.32ｇ）
- 糖質 5.6ｇ（13.44ｇ）
- 糖類 0ｇ（0.ｇ）
- 食物繊維 1.2ｇ（2.88ｇ）
- 食塩相当量0.09ｇ（0.216ｇ）
- カルシウム120ｍｇ（288mｇ）
- ビタミンB２ 0.21ｍｇ（0.504mｇ）
- ビタミンＢ１２ 0.38μｇ（0.912μｇ）
- ビタミンＤ 0.75μｇ（1.8μｇ）
さて、どうでしょうか？
同じオーツミルクといえども、成分的には、それぞれ特徴が出ていると思います。
基本的な成分である、炭水化物と食物繊維の量は、２種類とも同じ程度なのですが、それぞれ甘味を追加されていたり、ビタミンが多めに追加されていたりすることで、味にも変化があるようです。
特徴的な成分は？What are the characteristic ingredients?
オーツミルクの特徴的な成分として、食物繊維が挙げられます。
オーツ麦には、腸内環境改善によい食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維には、水に溶ける水溶性と、水に溶けにくい不溶性の2つのタイプがありますが、オーツ麦は水溶性と不溶性の両タイプの食物繊維をバランスよく含んでいるそうです。
これらの食物繊維が、腸内環境の改善によいようです。また、水溶性食物繊維の大麦β（ベータ）グルカンという成分が、動脈硬化の原因とも言われている悪玉コレステロールを下げる働きがあります。
また、オーツミルクは、オーツ麦の食物繊維により、食後の血糖値が上がりにくい低GI値食品です。食後の糖の吸収をおだやかにする働きがあります。
食後の血糖値の急激な上昇を抑えると脂肪が付きにくくなりますから、中年以降の健康管理やダイエットとしても良いのではないでしょうか？
※GI値（Glycemic Index：グリセミック・インデックスの略）食後血糖値の上昇度を示す指数
＊ また多くのオーツミルクには、ビタミン系が追加されている点も見逃せませんね。
特にビタミンB２やＢ１２などは、水溶性のため、日々体内から排出されているので、意識して補う必要のあるビタミンです。
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味の特徴や個人的な感想 Taste characteristics and personal impressions
両方飲んでみましたが、それぞれ特徴があり、これは好みの問題かな？と正直思います。
カークランド Kirkland
カークランドのオーツミルクは、やや白濁した色味のトロっとした液体です。見た目や味は牛乳や生クリームに近いです。
香りは外側からは感じられません。
口に含むと、ややトロミのある触感と、生クリームをちょっと薄めたような濃厚な味わいのあるミルクです。ほのかに感じる程度の甘味があります。
私的には、最初に飲んだ時に、美味しい！牛乳よりも飲みやすい！と思ったのですが、何回か飲むにつれて、濃厚でやや重く感じるようになりました。
ですが、これだけをガブガブ飲むわけではないので、（私はそもそも牛乳もそんなに得意ではない）おやつや小腹の空いた時に冷やして飲むと美味しく、そしてたんぱく質が多いためか、腹持ちが良いので重宝しています。
ちなみに、我が家の牛乳大好き、筋トレ大好きな長男は、このコストコのカークランドオーツミルクがお気に入りです。がぶがぶ飲むために、１ケースを一人暮らし用で持ち帰りました。
（カークランドのオーツミルクのほうが、筋トレに必要なたんぱく質がやや多めです。）
またアーモンドミルク大好きな次男は、カークランドのオーツミルクはダメだったようで、このうっすら甘い感じはいらないと言ってました。味的に乳の感じが苦手な人には、やや難しいかもしれません。
私の使い方としては、保存がきくので、牛乳の代わりとしていいかな？と思ってます。
コーヒーに入れたり、（オーツミルクは温めて泡立つので便利）シチューやバターチキンなどで最後に入れる生クリームや牛乳の代わりに使っています。あと、プリンを作る時にもいいですね。
アルプロ alpro
アルプロのオーツミルクは、やや黄みがかった色味のさらりとした液体です。
香りは外側からは感じません。
カークランドのオーツミルクに比べ、すごくさらさらとした液体で、飲み口、後味もさらっとしています。美味しく飲みやすいです！
香料も砂糖も入っていないせいでしょうか？
ややアーモンドミルクに近い感じで、後味にオーツ麦の香りがふんわりと残ります。
さらさらとしているので、たくさん飲めてしまいそうです。
色々な口コミを見ても、コチラを推す人が多い理由がわかりました。さらりとしているので、日本人向きなのかもしれません。
私的に、料理に牛乳の代わりとしてと言うよりも、オーツミルク単体で飲むことを前提として考えてもいいぐらいさらりとしています。
今コストコでは、どちらのオーツミルクも、人気のせいか、店頭のみのようですね。しかも、アルプロのものは、250mlの小さいものしか置いてありませんでした。
オーツミルクはサステナブルな選択 Oat milk is a sustainable choice
最近サステナブルという言葉を良く聞きます。
サステナブルは、「持続可能な」を意味する言葉です。
2015年の国連サミットで「持続可能な開発目標（Sustainable Development Goals 通称SDGs）」が国際目標として採択され、世界中で様々な取り組みが進められています。
日本でもようやくその取り組みがサステナブルという言葉と共に徐々に浸透してきたのかな？という感じでしょうか？
実際に私たち個人個人が取り組めるものは意外と少なく、規模も小さいものですが、やらないよりはやったほうがいいし、これからの子供たちのために、しっかりと取り組みたいですね。
さて。
そのサステナブルとオーツの関係は？というと、
オーツミルクは、それを作る工程や環境が、牛乳やアーモンドミルクよりも、圧倒的に環境に優しいと言うことらしいです。
牛乳はサステナブルではない？！ Isn’t milk sustainable?
牛乳がサステナブルではないことの要因として
- 広大な土地や大量の水資源が必要
- エサの飼料を作るための肥料や殺虫剤が必要
- 乳牛から排出されるメタンガスが温室効果ガスの１つ＝地球温暖化の原因になる
これらのことがいわれていて、環境に敏感な国や地域では、乳牛を問題視することもあるようです。
アーモンドミルクもサステナブルではない？！ Isn’t almond milk sustainable?
では、オーツミルクと同じ植物性ミルクでもあるアーモンドミルクはどうなのでしょうか？
こちらは、アーモンドミルクを作る時に必要になる水が問題だといわれています。
1リットルのアーモンドミルクを作るために必要な水は、6098リットルの水だといわれていて、それを作る場所と言うのが、干ばつに悩まされることの多い、カルフォルニア州であることから、さらに問題を大きくしているようです。
オーツミルクはサステナブル？！ Is oat milk sustainable?
オーツミルクを作るのは、サステナブルな環境なのでしょうか？
オーツミルクを生産するにあたり、
- オーツ麦を作る土地は、乳牛が必要とする土地よりも７割から８割少ない
- 乳牛が必要な水の１５分の１という少ない水で育てることができる
- メタンガスの排出はない
- 二酸化炭素の排出量もほとんどない
このような環境面から考えると、オーツミルクの選択は、サステナブルであると言えるのかもしれません。
しかし、一方で、営利目的に強制的に繁殖させられた乳牛がいることや、酪農業を営む人達、アーモンドを生産する人達がいることも忘れてはいけませんね。
将来的に、サステナブルの名のもとに、それら既存の生産者たちが、迫害や不利益を被らないような心配りが必要だと思います。
また将来的にそれら生産者が、ほかの業種に転換する際に手助けが必要となった時には、個人ではなく、国や世界が一丸となって地球を守るために働くべきことだと思います。
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オーツミルクを選ぶ時の注意点 Precautions when choosing oat milk
オーツミルクを選ぶ際には、どのようなことに注意したらよいのでしょうか？
- オーツミルクはグルテンフリー認証されていないものが多いようです。グルテンフリーを期待する人はラベルのチェックをするほうがいい
- 糖質制限をしている人は、砂糖やその他甘味が添加されているかどうかをラベルチェックしたほうがよい
- ダイエットしている人などは、オイルが必要以上に入っていて、カロリーが高くなっている可能性があるので、カロリーや炭水化物の量などもラベルチェックしたほうがよい
我が家の長男のように、筋トレを日常に取り入れている人などは、（糖質が多くても）たんぱく質が強化されたオーツミルクはとても良いのかもしれませんが、４０代、平均的な生活をし、肥満や生活習慣病などに気を付けている私は、できれば糖分が少ない（できれば無い）ほうがいいです。
また、オイル添加の量によって、濃厚さが違うようなので、やっぱり色々なメーカー、種類のものを試して、自分に合ったオーツミルクを選択したほうが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか？
今回は、最近話題のオーツミルクについてと、コストコで購入できる２種のメーカーのオーツミルクを取り上げてみました。
どちらもそれぞれ特徴があり、自分に必要な成分や好みの口当たりなど、好みで選べばいいのかなと思います。
また、サステナブルと言う観点からオーツミルクを選ぶ人もいると思います。自分の出来ることから（牛乳に比べ多少高価なので、お財布と相談して）出来たらいいですよね。
私はと言えば、牛乳もアーモンドミルクも、オーツミルクも美味しいと思うので、その時々で選んで飲んでいこうかと思います。
これからも色々なメーカーのオーツミルクが出てくると思うので、そのたびに試飲してみようかな？
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１４歳からの多嚢胞性卵巣症候群→不妊症治療→更年期40代後半女 →祝！５０代突入
徒然なるままに、５０代女の日常生活のよしなしごとをそこはかとなく綴ります
アロマやｱｰﾕﾙｳﾞｪｰﾀﾞ、漢方、ホメオパシーで心身ともに健康を維持すべく、試行錯誤中
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