早い人では30代半ばから、多くが40代後半ぐらいから、更年期障害といわれるような、さまざまな身体、精神的な不調に悩まされる人が多くなります。
それらは今まで「誰もが経験すること」「人に話すようなことではない」「じっと我慢していれば過ぎ去る」などと言われ、多くの女性がこの大変な時期を経験してきました。(稀に乗り越えられずに、さらにつらい思いをされている人もいます)
私の場合は、長年の多嚢胞性卵巣症候群から排卵や生理がなく、精神的にも不安定でした。結婚後は、不妊治療を経験することで、早い段階で、自分のホルモンバランスの乱れを自覚し、女性の身体がとても繊細にできていることを知りました。
そして出産以降は、婦人科に通い、これ以上妊娠を希望しない状態で、ホルモンバランスを整えるために、低用量ピルを常飲してきました。
しかし40歳を過ぎ、前更年期障害の症状も現れてきたこと、ピルを10年ほど飲み続け、これ以上どこまで飲み続けていいのか、考えるようになったことを機に、自然療法に目覚め、ドクター・リーの本を偶然読み、プロゲステロンクリームの存在を知りました。
そして今まで我慢すること以外、治療法がないと思っていた無排卵、無月経や更年期障害も、実はやり方次第では、身体的、精神的にも健康的な生活を保ちながら過ごすことができるということがわかってきました。(これは個人の条件にもよると思いますが)
私の場合、実際にプロゲステロンクリームを使用してからは、以前のような精神的な困りごともなく、身体的にもとても楽に過ごすことができています。
今、自分でホルモンバランスが崩れている可能性があると思っている人や、これから前更年期、更年期を迎えることに不安を感じている人には、是非プロゲステロンクリームを、多くの解決策の中の、一つの選択肢として考えてみることをおすすめします。(積極的にオススメはしません。本来は医療機関できちんと治療を受けることが一番です)
またドクター・リーの本の中にも書いてありますが、現代の女性はとても忙しすぎます。仕事に恋愛に結婚(婚活も)に家事、育児、介護、そのほかにもさまざまなプレッシャー、ストレスの中で過ごさざる負えない日常です。
そんな状況で過ごしていると、ホルモンバランスなんてすぐに崩れてきてしまいます。
前更年期、更年期にかかわらず、このページを見た方が、自分の身体と心にちょっとでも向き合う時間を作れたらいいなと思っています。
2020.1.16
参考記事もご覧ください
プロゲステロンクリームとは?
What is progesterone cream?
天然プロゲステロンを含むクリームのことです。プロゲステロンという女性ホルモンに関しては、詳しくはここでは割愛しますが、簡単に言うと、卵巣から分泌される卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)という、2つある女性ホルモンのうちの一つです。
女性はこの2種類のホルモンを約1か月の間で上手くバランスを取りながら変化させ、妊娠・出産のため、体温を上昇させたり、月経や排卵を起こしたりします。
ドクター・リーによれば、2つのホルモンバランスが崩れたときに、(エストロゲン過剰、プロゲステロン不足など)更年期障害と言われるような症状が表れ、このプロゲステロンを補うことで、(エストロゲン不足の人でも)ホルモンバランスが整い、さまざまな症状が改善される可能性があるとのことです。
詳しくは、さまざまな症例とともに、本に載ってるので、そちらをご覧ください。(私の場合は、婦人科で検査したところ、プロゲステロン不足、テストステロン数値が高い。という検査結果でした。)
更に、クリームという形状であることで、自然な生理現象とほぼ同じ状態で最も自然に近い状態で摂取できると言われています。
プロゲステロンを使う前に必ず読みたい、ドクター・リーの本
①「医者も知らないホルモン・バランス」
こちらの本では、
第一部は、ホルモン・バランスの基礎知識から、エストロゲン、プロゲステロンについて、さらに、天然ホルモンと人工ホルモン薬の違いなど基礎的なことが書かれています。
第二部は、更年期の病気とホルモン・バランスについて。前更年期や更年期を迎えるときにかかりやすい疾患など、ホルモン・バランスが崩れることによって、起こり得るガンなどの病気についても書かれています。
第三部は、天然プロゲステロンの使い方やそのほかのホルモンについて。またホルモン・バランスを整えるための生活について書かれています。重要なのは、質の良い、天然プロゲステロンを含む製品であることと、きちんと必要量が含まれているかどうかということのようです。そのための基準も書かれています。
②「続・医者も知らないホルモン・バランス」
こちらの本では、
第一部は、前更年期について。どんな症状か、エストロゲン優勢の症状、(私がこれになります)などが中心になります。
第二部は、前更年期女性の身体と病気について。子宮やPMSの症状、生理サイクルなど様々な前更年期の症状と、がんとホルモンについて書かれています。
第三部は、前更年期のためのバランス・プログラムとして、健康な生活を送るための秘訣など、栄養と運動、そしてプロゲステロンの使用方法についても前作よりも、より具体的に、(「生理があって、排卵のない女性」「子宮内膜症の女性」「子宮筋腫の女性」「PMS」「子宮や卵巣を摘出した女性」など)症状別に使い方が記されています。
③「天然ホルモン実用ガイド」(今は楽天での扱いはないようです)
こちらの本では、
第1章では、婦人科で勧められている更年期対策である、HRTホルモン補充療法についてや、更年期のホルモンについて、さらに、ホルモン補充療法の3つのルールなどについて書かれています。
第2章では、自分の症状チェックができます。症状が書かれている項目にチェックをすることで、自分がどのようなホルモンのバランスが崩れているかを簡易的にチェックできます。
第3章では、天然プロゲステロンクリームの使い方について、具体的な症状と合わせて書かれています。また、プロゲステロンクリームの入手法や注意点などについても書かれています。
第4章では、エストロゲンなどのそのほかのホルモンの摂取について。エストロゲンの正しい補充法など。
第5章では、食事や運動などのライフスタイルをとおして、健康を導くためにどうすればよいかが書かれています。
プロゲステロンクリームが気になっている人へ
For those who want to use progesterone cream
では、ここでプロゲステロンが気になってる人に、おすすめの導入法をご紹介します。
まずは婦人科で検診をしましょう。 Let’s have a gynecological checkup.
ホルモンバランスが崩れていると自覚症状がある方、更年期症状の自覚がある方でも、必ず婦人科での検査、内診などをおすすめします。
自分ではホルモンバランスの崩れだけだと思っていても、(更年期障害だと思っていても)実は別の病気が隠れていた、なんていうこともあるようです。
知人には、「更年期に入り、症状も更年期障害のような症状だったために、そのまま症状が自然に終わるものと思っていたら、実は自己免疫疾患にかかっていた。」なんていう方もいらっしゃいます。
少しでも「おかしいな」と思ったら、まずは医療機関に行きましょう。そして、自分の症状と、解決法について、お医者様と話してみることが一番です。
天然プロゲステロンクリームを取り入れる場合 When incorporating natural progesterone cream
婦人科などの医療機関で、症状の緩和のための処置として、最近ではプロゲステロンクリームを処方してくれる医療機関も出てきたようです。近くにそのようなところがある場合は、是非行ってみてください。そしてお医者様の指示に従ってください。
もし、通っている医療機関で納得していない治療法を勧められ、それで自己責任でもいいからプロゲステロンクリームを試してみたいという方は、きちんとした天然のプロゲステロンクリームを、ドクター・リーの本を参考に、(必要量の天然プロゲステロンが入っているクリームを)取り入れてみるのはいかがでしょう。
とは言っても、女性ホルモンですから、取り入れている間も、婦人科での検診などは欠かさずにしましょう。そして自分の身体の状態には常に気を配っていてください。何かおかしいな。調子が悪いなと思ったら、すぐに医療機関に行きましょう。
私の場合、My situation
最初、どのように取り入れたらよいかわからず、(多嚢胞性卵巣症候群で無排卵、無月経の場合のことは書いていなかったので)似たような事例を参考に、(無排卵、月経ありの前更年期の人)次の生理予定日から2週間さかぼのって、クリームの使用(14日間)を開始しました。最初は個包装の1つを朝、晩2回に分けて。そのうち自分の自覚症状に合わせてつらいときは夜のみ、朝少な目、多めなど色々試しました。
効果に関しては、最初のクリーム(エメリタの個包装)で生理が来るという効果はあったものの、ほかの症状については、(イライラ感や気分の落ち込み、胸の張りなど)まだ不安があったので、量については、今でも、身体の様子を見ながらクリームの量を調節しています。
(毎回夜のみの使用を、調子によっては、朝も量を少なくして塗るなど)4年ほど使用していますが、それでも自分の生理周期に気を付けて、身体の、心の様子を見ています。毎周期が人体実験のようです。
オススメのプロゲステロンクリーム
私が実際に購入、使用していたプロゲステロンクリームをご紹介させていただきたいと思います!
すいません、ここは過去記事↓の流用です。。
Emerita(エメリタ)
プロゲストクリーム
使用感など Feeling of use
初めてのプロゲステロンクリームは、コチラのクリームでした。*1回分(小さじ1/4)に含まれるUSPプロゲステロンは20mg
アイハーブで販売しています。このリンクから購入すると、購入者割引が受けられます。
先ほどのドクター・リー博士が推奨している基準のクリームだそうで、塗る量などがわからなかった私は、一般的な量が一回分づつ梱包されているという便利さを買い、購入しました。
小さいパッケージの端を切り、にゅっと白いクリームを出して、皮膚の薄いところに塗ります。できれば、毎回違うところに塗るほうが良いそうです。皮下吸収なので、同じところに塗るのは飽和してしまい、効き目が悪くなるようです。
白く、もったりとしているクリームは、よく塗りこまないと、白く残る感じです。しかしべたつくこともなく、量も少ないので、すぐに服を着ても問題なしです。
コチラのクリームを使用している間は、まだまだ自分の周期、調子など様子見しながらのおっかなびっくりの使用でした。
塗り方は、個人によって変わると思いますので、おすすめの塗り方はないです。
私の場合は、初期のころは、待っていても生理が来ないので、一度ピルで生理を起こさせてから、そこから30日周期と自分できめて(わからないので)、次の生理予定日からさかのぼって14日前から朝、晩の2回、1袋塗りこむことにしていました。この方法で、とりあえず、何周期かは何日かのずれはあるものの、生理が来るようになりました。PMSの症状も塗り始めてすぐ、早い段階で落ち着いてきました、
Now Foods,(ナウフーズ)
ナチュラルプロゲステロン リポソマルスキンクリーム
アイハーブで販売しています。
使用感など Feeling of use
コチラのクリームは、エメリタのクリーム(個包装やチューブ状)をしばらく使用した後に、やっぱり量の調節が付かなくなったので、購入してみました。ポンプ1押しで約1.3gのクリームが出るようになっています。USP プロゲステロン20mgが入っています。便利ではあります。ワンプッシュと半とか、半とか、自分で調節できます。
エメリタの個包装ではない、チューブ式も調節できるのですが、いまいち出すぎたりするので、コチラはワンプッシュという楽さがあるような気がします。
使用感は、エメリタよりも塗りこまないと、白くなります。この点はかなり微妙でした。朝の忙しい時間帯に一生懸命塗りこむのはめんどくさかったです。香りはこちらは無香料ですが、ラベンダーの香りもあります。私個人的には、ラベンダーが好きでした。
こちらも何周期か使用後に、ほかのメーカーのものに変更しました。効果的には、エメリタと変わりませんでした。周期に多少のずれはあるものの、生理は来ました。ただ、このころから、なんとなくの不調も戻ってきたので、量の調節をしていました。朝だけにしてみたり、夜だけにしてみたり、量を増やしてみたり、少なくしてみたりと。
Organic Excellence (オーガニックエクセレンス)
フェミニンバランスセラピー プロゲステロンクリーム
*1回分(小さじ1/4)に含まれるUSPプロゲステロンは20mg
使用感など Feeling of use
ここ最近のクリームはこちらです。ナウフーズのものと一緒で、ワンプッシュで平均的な一回分としての必要量が出るようになっています。便利ですね。
私の場合は、未だに量は調節中ですが、今のところの塗り方は、いつものように、生理周期を30日と設定して、次回生理予定日からさかのぼって、14日前から夜のみ、ワンプッシュ塗るようにしています。
最近は、前更年期に差し掛かっているのか、いつもよりもさらに周期が不安定で、これから更年期に向けて、どのように自分の身体が変化していくのか、よく注意してみながら、クリームを使用していきたいと思っています。
使用感は、今まで使用したプロゲステロンクリームのどれよりも肌なじみが良かったです。白く残る感じもあまりないですし、べたつかないので、とても気に入っています。オーガニック明記なのもいいですね。ほかのクリームに比べて若干割高なのが気になりますが。
参考記事もご覧ください
まとめ
いかがでしたか?
プロゲステロンクリームのこと、少しは理解してもらえたでしょうか?
プロゲステロンクリームについては、私の家の近所の婦人科では処方してもらえないので、自分勝手に使ってしまっているのですが、最近は導入する婦人科も増えてきたと聞いたので、出来れば、医療機関で処方してもらうのがおすすめです。
でももし、自己責任でもいいから少しでも楽になれるならと考えている人には、是非検討してみてほしい一品だと思います。
きちんとした処方が無いため、自分の身体で人体実験のようですが、私はこれはこれで自分の身体にきちんと向き合っていると感じているので、いいかな?と勝手に思っています。(あまりお勧めできませんね。すいません。)
一般的には、更年期障害をはじめ、ホルモンバランスについては、まずは婦人科に相談してみるのがいいかもしれません。今はHRTの張り薬や飲み薬、膣にダイレクトに入れるリングのような物など、さまざまなホルモン治療法があります。
私は色々経験して、今のところ、プロゲステロンクリームを選択していますが、これをご覧になっている皆さんは、プロゲステロンクリーム以外にも、色々ありますので、検討して、自分に合った治療で、ホルモンバランスをととのえ、身体的にも精神的にも健康な毎日を過ごしてもらえるといいなと思っています。
(ご注意)このサイトのすべてのレビューは超個人的見解です。私に合うからといって、すべての人に合うとは限りません。あくまでも参考程度に考えてくださいね。また食品や化粧品など、購入、使用はご自身の責任の下でよろしくお願いします。
コメント